Atelier HALLAについて
ご挨拶
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初めまして。店長のふく子と申します。
このショップは私とレザー加工担当、装飾加工担当の3人で運営しています。
自馬をもってらっしゃる方もクラブホースでレッスンしている方も、「この馬の良さを皆に見せたい」っていう気持ちをお持ちではありませんか?自分の騎乗技術はさておき、馬の動きの風格、柔らかさ、軽やかさ、ダイナミックさ、、、「素敵な馬ね」と馬を褒められたときの嬉しさは格別です。
愛馬をより良く見せたい、と思のは罪でしょうか?肢巻きやゼッケンにも気を配り、毛艶をよくし、タテガミも尻尾もピカピカにしたい、ですよね。 -
このショップは「額革」をセミ・オーダーメイドで制作する工房です。皮革は馬具用の高級皮革を使っています。
装飾に使うストーン(貴石)やクリスタルには質の高いものを選び、意匠にもこだわりました。
額革は、何本か持っておきたいもの。練習用と競技会用とか。レッスンの気分転換に額革を替えるのも良いと思います(気分転換が欲しい時って、ありますから)。
あなたの愛馬を最も美しく魅せる額革をお選びください。「地上6フィートの天国」・・・これは馬に乗った時の楽しさを語る言葉です。そんな至福の時を与えてくれるあなたの馬に、美しい贈り物をしてあげてください。
ショップ名の由来
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ドイツの馬事連盟の建物の前にHALLAという牝馬の銅像があります。オリンピック2大会を通じて、馬術競技(障害飛越)として最多となる3個の金メダルを獲得した馬です。ハンス=ギュンター・ウィンクラーの持ち馬の1頭でした。
「奇跡の馬」と呼ばれていますが、それはメダルが多いからではないのです。
1956年メルボルン・オリンピックの団体障害飛越の時です。ウィンクラーは一走目で踏切が早すぎたため投げ出されそうになります。落馬はしなかったものの鼠蹊部を強打しました。
二走目、激しい痛みで馬上で体を保持することもできません。しかしここで棄権すればドイツチームはメダルを逃します。ウィンクラーはほぼ馬上で寝そべりながら騎乗します。その状態でHALLAは完璧な走行・飛越をしたのです。 -
馬はコースを知りません。今飛んでいる障害を着地した時、右に行くのか左に行くのか、大きく回るのか小回りするのか、何歩で踏み切るのか、ただただ騎手の指示に従って走り、指示にしたがって飛越します。鼠蹊部の激痛に苦しむウィンクラーがどんな指示を送ったのかはわかりません。でも、ごく微かで、普段とは異なる合図を、HALLAは全て受けとり理解し、全力で応えたのです。
ウィンクラーとHALLAは、強く不思議な絆で結ばれていたのでしょうね。この馬は他の騎手では、あまりパッとした記録は残していないんです。血統から見ても母は血統不詳のフランス産トロッター。ウィンクラーが乗った時だけ素晴らしい能力を発揮しています。
HALLAは、馬と人との間に生まれる絆を信じさせてくれます。このショップの名称の由来です。